人形の表紙が印象的なモモちゃんの物語、
シリーズで6冊も出ていたなんて知らなかった。
そして松谷みよ子さん一家の自伝的童話であるがゆえ、
離婚やパパの病死というのも物語に出てくる衝撃。
大人になって読んでみて、改めて名作だなぁと思う。
ファンタジーの中のいろんな象徴的な比喩や登場人物がすごく的確。
ママが病に冒されている時にやってくる死神や
夫婦の関係を一つの鉢で育つ2本の木に例えたところは本当にすごい。
育つ木と歩く木が同じ鉢に無理やり入っていると根腐れをおこし、
絡まった根をほぐしてバラバラにしたらまた2本とも元気を取り戻すという。
くまさんの存在もありがたいよね〜。
日本で生まれた赤ちゃんは多分100%読むであろう、
いないないばあシリーズも松谷みよ子さんの作。